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    Cooler Master 一体型水冷CPUクーラー「Nepton 140XL」レビュー

    こんにちは。
    kaiten-sushiです。

    本日は「Cooler Master Technology Inc.」さんから、レビュー依頼のありました
    一体型水冷CPUクーラー、Cooler Master「Nepton 140XL」のレビューを行います。

      20141113-_MG_8417.jpg

    レビューは、次の構成にて行いたいと思います。
     ・Cooler Master「Neptonシリーズ」のご紹介 (「Nepton 140XL」と「Nepton 280L」)
     ・「Nepton 140XL」と「Nepton 280L」の使い分け
     ・ 冷却テスト
      (140cmファンを2つのサンドイッチ、ファン1つの動作でどこまで冷やせるか? また、「Nepton 280L」との比較)
     ・ 総括

    (※先日行った「Nepton280L」の詳しいレビューは、以下の記事ををご確認ください。
      Cooler Master 一体型水冷CPUクーラー「Nepton 280L」レビュー

    よろしくお願いします。

    >>続きです。


    Cooler Master「Neptonシリーズ」のご紹介

    Cooler MasterのNeptonシリーズには、次の2つがあります。
    ・140サイズのラジエータを採用する「Nepton140XL」
    280サイズのラジエータを採用する「Nepton280L」

    先日「Nepton280L」のレビューを行いましたが、
    圧倒的な冷却能力によってCPUを冷やすことができますので、
    特にベンチマーカーや 3Dゲーマーに お勧めできる簡易水冷であることが確認できました。

    (※「Nepton280L」の詳しいレビューは、以下の記事ををご確認ください。
      Cooler Master 一体型水冷CPUクーラー「Nepton 280L」レビュー

    「Nepton280L」が冷却性が高かっただけに、今回レビューする「Nepton140XL」は
    ラジエータサイズが「Nepton280L」の半分のため、どこまで冷やせるのかとても興味があります。

    Cooler Master「Neptonシリーズ」のご紹介ということで、
    「Nepton140XL」「Nepton280L」を合わせてご紹介いたします。

    ・「Nepton140XL」は、
    極微細な溝を持つマイクロチャンネル水冷ヘッドを搭載した大判140mm角ラジエータ採用の
    一体型水冷CPUクーラー(以下「簡易水冷」と呼ぶ) とのことで、
    最大の特徴は 140mmファンをラジエータにサンドイッチ状態にして2基搭載している点と、
    また水冷ポンプを強化している点ですね。

    それでは、細かく「Nepton140XL」を見ていきます!

    ・140mmサイズのラジエータを採用!
     120mmサイズのラジエータが多い中、140mmサイズのラジエータで冷やします。
     また、ラジエータが大きいのでラジエータの中間チューブが14本と,これもまた冷えそうです。
     どこまで冷えるのか?冷却テストが楽しみです♪
    20141113-_MG_8397.jpg


    ・140mmPCファンの搭載(「Nepton280L」と同じファンです)
     ラジエータに搭載される冷却ファンは140mm角の「JetFlo 140」です。
     直進性の高いエアフローと共振防止ラバーパッドによる静音性を兼ね備えているそうで、
     結構な風量がありそうです。

     - このラバーパッド嬉しいことに共振防止だけでなく、ラジエータにもキズがつかないんです。(「Nepton280L」と同じです)
    20141113-_MG_8398.jpg

     - この140mmのラジエータファンは、一つに束ねることができます(「Nepton280L」と同じです)
      マザーボード上にある3ピンないし4ピンから給電することが可能です。
      スペック上では、ファン1つで3.6Wとなっており、2つで7.2Wです。
     (マザーボード上の3ピン,4ピンからの給電は10Wを超えないようにしましょう)
    20141113-_MG_8399.jpg

     - ラジエータにファンを取り付けてみました!  かっこいいですね。
      「Nepton140XL」も手回しネジ的に締めやすかったです。
    20141113-_MG_8417.jpg


    ・水枕(ウォーターブロック)内部の表面積をアップ
     「Nepton140XL」「Nepton 280L」が採用するNew UltraFineマイクロチャンネルは、
    自社従来品よりもピッチ間隔を狭めて冷却液に接する表面積を大きくしているとのこと。
     この「Nepton140XL」「Nepton 280L」もマイクロチャンネルにメスを入れてきているあたり
    玄人好みの水枕となりそうですね。
    20141113-_MG_8408.jpg


    ・ポンプの強化
     「Nepton140XL」「Nepton 280L」は極微細な溝に冷却液をスムーズに通すために
    水圧の強いオリジナル設計のポンプを採用しているそうです。
     同じ消費電力のポンプため「Nepton140XL」の方が140サイズと小ぶりなため、
    「流量」や「揚程」が稼ぎやすいため、どの程度まで冷却性能が向上してのか楽しみです。
     (スペックでは、ポンプの消費電力が 2.9Wとなっていますので、
      「Nepton 280L」と同様に 流量:70 L/hr 程度、揚程:1.0m くらい ですかね?)
    20141113-_MG_8409.jpg


    ・折れ防止チューブの採用
     「Nepton140XL」「Nepton 280L」は冷却液の通り道であるFEP素材のチューブは、
    ラバー系の素材に比べて角度をつけて曲げても口径が変わらない特性を持ち、
    パーツが入り組んだPC構成にも柔軟に対応することができるとのこと。
     また、冷却液の自然蒸発を低減する吸湿防止にも優れたチューブです。


    ・水冷ヘッドへLEDの採用
     「Nepton140XL」「Nepton 280L」は、ヘッドのロゴ部分には視認性の高いLEDを採用しており、PCのドレスアップもにも最適です。
     20141114-_MG_8420.jpg


    ・内容物も充実
     「Nepton140XL」「Nepton 280L」も同様な内容物となります。
    20141113-_MG_8400.jpg

     - 「Nepton140XL」も マニュアルは分かりやすく「INTEL」ソケットの場合と「AMD」ソケットのが分かれて解説されていました。
     異なる部分は、140mmラジエータファンをラジエータにサンドイッチにして取り付ける説明がある所ですね。
    20141113-_MG_8401.jpg

     - マニュアル内で特に好感が持てる部分
     「Nepton 280L」と同様に「Nepton140XL」にも、CPU水枕とバックパネルを固定する際に
    4つのネジを対角線上に締めていくイラスト
    がありました。
     CPUのヒートスプレッダとCPU水枕のベースプレートとの設置は熱伝導処理において非常に重要な冷却要素ですので、
     工作初心者や自作初心者にもわかりやすい解説がなされています。
    20141113-_MG_8413.jpg

     - バックプレートも工夫されている(「Nepton140XL」「Nepton 280L」同様)
      裏返すと「INTEL」ソケットと「AMD」のソケットを区別して使用することができます。
    20141113-_MG_8414.jpg


    ・メンテナンスフリーの5年保証
     それにつけて「Nepton140XL」と「Nepton 280L」は、メンテナンスフリーで
    長期5年の保証を実現した一体型水冷CPUクーラーとのことで安心ですね。

    ということで、使い勝手が良く冷却に自信がある仕様となっております♪
    冷却面では140mmファンx2基の搭載だけでなく、注目点は ポンプの強化と、
    曲げ口径の変わらないチューブですね。


    ・・・

    「Nepton 140XL」と「Nepton 280L」の使い分け

    先日のレビューした「Nepton280」と仕様や外観など比べてみます。

    ・左が「Nepton140XL」、右が「Nepton 280L」です
    20141113-_MG_8417.jpg 20141106-_MG_8233.jpg 

    一番の違いは、ラジエータのサイズです。
    ここで冷却性能と静音性の違いが出てきそうです。
    (冷却面の比較は、以下にある「■冷却テスト」にて検証します)

    それでは、細かく「Nepton 140XL」と「Nepton 280L」を見ていきます!

    ▼サイズ比較(ラジエータ、チューブ、CPU水枕のサイズ
    ・「Nepton140XL」のサイズは以下のようにコンパクトですね
     - 長さ 171mm、 幅 139mm
    20141113-_MG_8405.jpg 20141113-_MG_8406.jpg

     - 厚みは38mmです。
      PCファンをサンドイッチにするとさらに増し 103mmになりました。
      この厚みは小型のPCケースによっては かさばるため、ラジエータファンを1つの構成で運用した方が良いかもしれません。
    20141113-_MG_8407.jpg 20141113-_MG_8412.jpg

     - 厚み比較すると、「Nepton280L」は厚みは30mm、「Nepton140XL」は38mmです。
      厚みがある方が冷却能力が高いですが、その分 風が抜けるようにラジエータファンの風量を上げてなければなりません。
    20141113-_MG_8404.jpg


    ・Cooler Master「Nepton 280L」は、280mmサイズのラジエータ
     - 長さ 311mm、 幅 139mm
     - 厚みは30mm、 チューブ直径 22mm でした。


    ・大きさ比較
     140サイズと280サイズですので、面積でいうとちょうど半分です。
    20141113-_MG_8402.jpg


    ・チューブの長さ比較
     「Nepton140XL」よりも「Nepton 280L」の方が 8mm ほど長かったです。
     上側が「Nepton140XL」、下側が「Nepton 280L」です。
    20141113-_MG_8415.jpg 20141113-_MG_8416.jpg


    ・CPU水枕の厚みは「Nepton 140XL」「Nepton 280L」ともに同じです
     簡易水冷の中でも そこそこ厚みがある方です。
     ポンプが改良されて流量を稼いでいるのですかね。
    20141113-_MG_8409.jpg


    ▼ラジエータの中間チューブの数と素材
    ・Cooler Master「Nepton 140XL」は、ラジのチューブは14本です。
     「Nepton 280L」も同じでした。
    20141113-_MG_8397.jpg 20141106-_MG_8223.jpg

     中間チューブの数は14本と、140サイズからいって妥当ですが、その分 冷却水が循環する量が多くなり、
    風を受けとめる面積も大きくなりますので より冷えます。
     また、チューブ素材がFEP素材となり、曲げても口径が変わらない、
     つまりが "折れないチューブ" というのが使い勝手とリスク回避の観点からとても良いです。


    ▼ラジエータ 素材
    ・両方ともアルミニウムになります。


    ▼ラジエータファンのサイズ、回転数、PWM対応
    ・Cooler Master「Nepton 140XL」と「Nepton 280L」は、
     おなじ「JetFlo 140」140mmファンを2基搭載(PWM対応)使っています。
             800~2000 RPM (PWM) ±10% (19 dBA)、
             54~122.5 CFM ±10%、
             0.7~3.5 mm H2O ±10%、
             21~39 dBA

     140mmファンは120mmファンに比べて風量が大きいため、回転数が少なくすることができて、静音性にも貢献します。
     風量も140mmファンですので、122.5 CFM もあり 相当冷えそうです。
     また「Nepton 140XL」「Nepton 280L」は、120mmサイズのPCファンへの交換も可能なのもメリットの一つです。


    ▼水枕のベースプレートの素材
    ・左「Nepton 140XL」、右「Nepton280L」です。 両方とも同じ 純銅製です。
    20141113-_MG_8408.jpg

     同じくフラットの熱伝導効率に優れた「銅製ベースプレート」になります。純銅製です。
     また、CPUスプレッダとの接地面に しっかりとフラットが出ていましたので、速やかな熱処理が行われると思います。


    ▼水枕のベースプレートのCPUグリス
    ・Cooler Master「Nepton 140XL」「Nepton 280L」ともには、自分で塗るタイプです
    20141106-_MG_8238.jpg 


    ▼CPU水枕の取り付けやすさ
    ・CPU水枕を固定する4つのネジですが、「Nepton 140XL」「Nepton 280L」ともに
     マイナスドライバーでの締めつけです
    20141107-_MG_8269.jpg 20141106-_MG_8240.jpg

    ※PCパーツ全体がプラスドライバー1本での締め付けによって作業が完結する中、
    メンテナンスフリーを謳っている簡易水冷ですので、
    できればCPU水枕の取り付けもプラスネジで締めつけられると
    作業効率が上がると思います。 改善を望みます。


    ▼対応ソケット
    ・Cooler Master「Nepton 140XL」「Nepton 280L」ともにソケットは、
             Intel LGA 2011-3、2011、1366、1150、1156、775
             AMD Socket AM2 / AM3 / AM3+ / FM1 / FM2 に対応です。

     どちらも現行ソケット、過去ソケットともに対応していますので、問題なく使用できそうです。


    ▼ポンプ や PCファンの給電方法
    ・Cooler Master「Nepton 140XL」「Nepton 280L」は、
     マザーボード上の4ピン(CPUファン)からポンプ駆動の給電を行います。
     「Nepton 280L」のポンプはスペックでは 2.9Wの消費電力です。
     20141106-_MG_8227.jpg


    ▼水枕のLED
    ・Cooler Master「Nepton 140L」「Nepton 280L」は、ロゴの周りが長方形の形に光ります
     「Nepton 280L」と同様に見た目は控えめですので、「Cooler Master」の文字が光ると嬉しいです。
     20141114-_MG_8420.jpg


    ▼メーカーの保証期間
     メーカーの保証期間は、両方とも5年もありますから、2,3年で壊れても保証があって安心ですね。


    ▼「Nepton 140XL」と「Nepton 280L」の使い分け
     私の場合「Nepton 140XL」と「Nepton 280L」の使い分けとしては、次のように考えています。
     ※「■冷却テスト」は下の方で行いますが、冷却テストの結果も踏まえて使い分けを記載しています。

    ・「Nepton140XL」の用途

     「Nepton140XL」は コンパクトさを活かした使い方が適していますので、Micro-ATX や Mini-ITX のマザーボードを使用して、
     最近はやりのキューブ型ケースにてPCを組む場合は「Nepton140XL」がお勧めです。
     また「Nepton140XL」は小型のわりに冷却性能がありますので、MMORPGなどのゲームをしっとりと省電力で長時間冷やすPCに向いているかと思います。
     もちろん、ゲーム以外にも画像編集やビデオ編集を行うPCにも適しています。

    ・「Nepton280L」の用途
     「Nepton280L」は 冷却能力のある大きめサイズのラジエータを採用していますので、ATX や E-ATX のマザーボードを使用したPCケースにてPCを組む場合にお勧めです。
     冷却性能が高いため、CPUやGPUの処理能力が必要とされるFPSなどの3Dゲーム、動画エンコード、
     またはベンチマークを楽しむ用途に適しています。

    (※「Nepton280L」の詳しいレビューは、以下の記事ををご確認ください。
     Cooler Master 一体型水冷CPUクーラー「Nepton 280L」レビュー


    ・・・

    さて、メインディッシュの冷却テストを行います。

    冷却テスト

    次の疑問を解消するべく、冷却テストを行いたいと思います。

    ・「Nepton 140XL」140cmファンを 1つ での動作でどこまで冷やせるか?
    ・「Nepton 140XL」140cmファンを 2つ での動作でどこまで冷やせるか?(サンドイッチ状態)
    ・「Nepton 280L」と比較してどうか?


     − 140mmファン 1つ                           − 140mmファン 2つ(サンドイッチ状態)
    20141113-_MG_8410.jpg 20141113-_MG_8411.jpg

     − 「Nepton 280L」
    20141106-_MG_8236.jpg


    ▼冷却テストは、次の3つの冷却システムより比較を行います
     ※ ラジエータファンは すべて同じ「JetFlo 140」を使用しています。

    ・「Nepton 140XL」ラジエータファン1つ
       (プッシュ状態)
        - ラジエータサイズ 140
        - ラジエータファン数 140mm x 1基
        - 最大回転数 2000 RPM(PWM対応)
        - 風量 122.5 CFM

    ・「Nepton 140XL」ラジエータファン2つ
      (プッシュ・プルのサンドイッチ状態)
        - ラジエータサイズ 140
        - ラジエータファン数 140mm x 2基(サンドイッチ状態)
        - 最大回転数 2000 RPM(PWM対応)
        - 風量 122.5 CFM

    ・「Nepton 280L」ラジエータファン2つ
      (プッシュ状態。※サンドイッチ状態ではなく140サイズごとに1つのファンで冷却)
        - ラジエータサイズ 280
        - ラジエータファン数 140mm x 2基
        - 最大回転数 2000 RPM(PWM対応)
        - 風量 122.5 CFM

     ※「Nepton280L」の冷却テストの結果は、前回とベンチマークレギュレーションの基準が同じため、
      前回のレビューの数値を流用させていただきます。

     ⇒「Nepton140XL」が「Nepton280L」の冷却性能にどこまで近づけるか?
      楽しみです。


    ▼検証時のPCパーツ構成
    ・PCケース:Lian-Li PC-T60A(まな板、いわゆるバラック状態)
    ・CPU :Core i7-2700K
     ※CPUはダイレクトに熱伝導処理が行われやすい(ハンダの)Sandy Bridge の CPU(i7 2700K)を使用します
    ・マザーボード:ASUS Maximus V Gene
    ・ファンコン:ファンコンは使用しませんでした。
     ※同じラジエータファン、最大の2000RPM を使用するため。(「JetFlo 140」の最大)


    ▼負荷テストの様子や準備
    ・まな板状態で、以下のようにラジエータをさえぎるものがないように設置して行いました
    20141114-_MG_8419.jpg 20141107-_MG_8270.jpg 


    ・下準備として、標準品のCPUグリス(CoolerMasterのもの)を使いましたが...
     基準が同じなる努力として、CoolerMasterのグリスを「Nepton140XL」および「Nepton280L」にぬりました。
     ※「Nepton280L」のレビュー時同様 このCPUグリスの塗りやすいものへ今後の改善を期待しています。
    20141107-_MG_8268.jpg


    ▼ベンチマークのレギュレーション
    CPU は Core i7-2700K をもちいて、BIOSより 次のオーバークロック設定を施し、
    以下のベンチマークソフトによる負荷テストを行います。
     ・CPUクロック:4.6GHz までオーバークロック
     ・VCore
    (CPU電圧):1.42V  まで昇圧
      (DIGI Power / VRM系 の Loadline Calibration などは Extreme設定)
     ・メモリ   :2133MHz まで オーバークロック
     ・メモリ電圧 :1.60V  まで昇圧

    次の定番ベンチマークソフトにより、主にCPUの負荷テストを行い、その際のCPU 4コア(1-4)の「平均温度」を比較します。
    ・CPU負荷テスト
     -「OCCT4.4.1」:CPU OCCTにて、64bit、Large Data Set の設定で 20分間の負荷テストを行います。
     -「Prime95」:モード Blend、8スレッド の設定で 20分間の負荷テストを行います。
     -「CINEBENCH R15」:Rendering(xCPU、8スレッド)の負荷テストを行います。

    参考までにグラフィックテストも行います。
    グラフィックテスト
     「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」
      最高設定にてベンチを走らせます。

    ※室温は、18.5℃~19.5℃ に保ちました。
     (個人宅において、温度を一定にする努力として、窓を開けたり空調を使ったり、負荷テストの時間をあけたりしました。
     この室温範囲が小生宅にて温度を一定に保つ限界でしたので、ご了承ください)


    ▼ベンチマークの結果
     それでは、おまちかねのベンチマークの冷却性能の結果です。
     ・ベンチ結果は、それぞれのベンチのハードコピーを「ベンチ結果」よりクリックにて確認できます。
     ・また、下の方には、分かりやすいように「Excelの表形式とグラフ」にてまとめてみましたので ご確認ください。

    ・「Nepton 140XL」ラジエータファン1つ
      (プッシュ状態)
     1. OCCT:ベンチ結果
     2. Prime95:ベンチ結果
     3. CINEBENCH R15:ベンチ結果
     4. ファイナルファンタジー14:ベンチ結果

    ・「Nepton 140XL」ラジエータファン2つ
      (プッシュ・プルのサンドイッチ状態)
     1. OCCT:ベンチ結果
     2. Prime95:ベンチ結果
     3. CINEBENCH R15:ベンチ結果
     4. ファイナルファンタジー14:ベンチ結果

    ・「Nepton 280L」ラジエータファン2つ
      (プッシュ状態。※サンドイッチ状態ではなく140サイズごとに1つのファンで冷却)
     1. OCCT:ベンチ結果
     2. Prime95:ベンチ結果
     3. CINEBENCH R15:ベンチ結果
     4. ファイナルファンタジー14:ベンチ結果

    ・「Excelの表形式とグラフ」

      (クリックにて拡大)
    t_結果グラフ_20141118.jpg
      (クリックにて拡大)

    ・順当に、すべてのベンチーマークにおいて「Nepton 140XL」ラジエータファン2つ
    「Nepton 140XL」ラジエータファン1つ の冷却性能を超えてきました!
     ファン1つとファン2つを比べると、概ね 1.3℃ ~ 3.2℃ の差があり、
     やはりファン2つの方が冷却性能が高いです。

    ・CPUに猛烈な負荷を与える OCCT や Prime95 を 4.6GHz(VCore 1.42V)の高クロックで回しても
     ファン2つ、ファン1つともに CPU温度は 70℃ 付近に収まる冷却性能を発揮しています!
     「Nepton280L」でもそうでしたが、Prime95 を 4.6GHzで走らせて、75度を下回る140サイズの簡易水冷に出会ったことがありません。

    ・CPUベンチソフトの CINEBENCH でも 概ね 60度を下回る冷却性能を発揮しており、
    「Nepton280L」同様にベンチマーカー受けもよい簡易水冷ということができます。

    ・3Dゲームでの冷却性能も良好であり、FF14ベンチではファン1つは 55℃付近に収まっており、
     ファン2つは 54℃と優秀な結果です。
     「Nepton280L」同様に「Nepton140XL」もゲーマー受けしそうな簡易水冷となりそうです。

    ・「Nepton140XL」のファン2つと「Nepton280L」を比べた場合、「Nepton280L」は 概ね 2℃ 〜 3.2℃ 冷える差を付けており(CINEBENCHはたまたま室内の温度変化がありました)、280サイズのラジエータの恩恵を受けた冷却性能となりました。

    ※気になるのは、
     140サイズと280サイズのラジエータの大きさの違いがありますので、もうすこし「Nepton280L」の方に冷却差が出ても良いのですが、
    冷却差がでない理由としては「Nepton140XL」も「Nepton280L」も同じポンプを使っているため、
    「Nepton280L」は、もう少し280サイズに見合ったポンプの性能が必要である
    といえます。

    ・静音面としては「Nepton140XL」のファンの音は、2000RPM〜(2300RPM) あたりから 少々うるさくなります。
     これは「Nepton280L」と同様でして、風切り音は大きかったです。
     このことは公平な目として記載しておきます。

    (※「Nepton280L」の詳しいレビューは、以下の記事ををご確認ください。
     Cooler Master 一体型水冷CPUクーラー「Nepton 280L」レビュー


    ■総評
     Cooler Master 一体型水冷CPUクーラー「Nepton140XL」のレビューの総括を行います。

    ▼良いところ

    ・○ 冷却性能は高い
     「Nepton140XL」のファン2つでは、前回レビューした兄貴分の「Nepton 280L」とさほど変わらない冷却性能を備えていました。
    さすが140サイズのラジエータをサンドイッチで冷やしているだけのことはあります。
     今回 VCore(CPU電圧)を 1.42V に盛り、CPUクロック 4.6GHzにて負荷テストを行いましたが、最高温度 70℃強と、とても効率的な冷却を行っていました。
     Sandy Bridge であれば、簡易水冷では厳しかった  4.8GHz での常用も可能でしょう。

    ・○ ファン1つでコンパクトに、ファン2つで冷却性能にこだわった使い方に
     「Nepton140XL」は、ファン1でお手軽にPCケースに組み込むこともできますし、ファン2つで冷却性能を高めた使い方もすることができます。
     これによって、ユーザの使い方に幅ができ、自分がどのようにPCを運用したいかによって使い分けができますし、後からでもファンの個数を変更できる仕様になっているため使い勝手も良いです。
     「Nepton140XL」は、「コンパクトさも欲しい」「冷却性能も欲しい」といったユーザーのわがままな声に応えてくれた製品であるといえます。

    ・○ 使い勝手が良い
     140mm ファンを取り付けできるラジエータを搭載し、性能の高いポンプを搭載しCPU水枕内部のマイクロチャンネルを見直して冷却性能を高めているのは前述のとおりですが、
     さらに、実用的にチューブが折れない蛇腹構造のチューブを採用し、チューブも長い、このことが使い勝手を良くしています
     それと同時にユーザーのニーズをしっかりと受けとめた製品を発売してくれるメーカーさんにはとても好感が持てました。

    ・○ 水枕のLEDもカッコイイ
     PC内部のCPU付近は電飾が付けづらく暗くなりがちですが、「Nepton140XL」は「Nepton 280L」と同様に CPU水枕上部にLEDが組み込まれているため、明るく発光し見栄えが良くカッコ良いです。


    改善ポイント


    ・× CPU水枕を固定するネジがマイナスネジですので、プラスネジを望む
     「Nepton280L」のレビュー時にも記載しましたが、自作PCを組む際にプラスドライバーを多用しますので、その作業の流れでCPU水枕を固定するネジがプラスネジであれば作業効率が上がりますので、改善されるともっと良いですね。

    ・× ラジエータファンの風切り音が少々大きい
     「Nepton280L」のレビュー時にも記載しましたが、「Nepton140XL」でもラジエータファンの風切り音が少々大きいため、これが改善できれば最高です。

    ・× CPUグリスの粘度が固く塗る際に伸びない
     簡易水冷本体の改善ではないですが、CPUグリスがもう少し粘度の柔らかいものが、作業効率が上がってよろしいかと思います。

    ・△ 12,000円台から購入可能ですが、コスパは?
     120mmサイズのラジエータは普及してから時間も経ち価格もこなれてきていますが、 140mmサイズのラジエータは 最近まだ発売されたばかりで数社からしか発売されていないこともあり少し割高になっています。 あと1,500円ほど出すと280サイズの簡易水冷が買えてしまうことは 公平な目として書いておかなければなりません。

    ・その他
     大きな改善ではないですが、水枕のLEDの文字「Cooler Master」も光るともっと良いと思います。


    ▼全体を通して(「Nepton140XL」の使い方 など)

     個人的には「Nepton140XL」にラジエータファン1つの構成でコンパクトに冷却する使い方がお勧めです。
     もともと38mm厚のラジエータ に風量のある「JetFlo 140」を取り付けていますので、私はサンドイッチ状態にする使い方よりもコンパクトにしっとり冷やす使い方をお勧めします。
     もちろん、冷却性能が欲しい方は サンドイッチ状態でラジエータファンを2つ取り付けて使用することも簡単にできます。
     よって(上記の使い分けにも書きましたが)、「Nepton140XL」は、MMORPG、写真編集、動画編集など しっとりと時間をかけて行う作業に向いており、それ以上の冷却性能が必要な場合は「Nepton280L」によって高負荷なベンチマーク や FPSを稼ぎたい 3Dゲームを楽しむ使い分けがよろしいかと思います。

     ここまでレビューしてきたように、Cooler Master「Nepton140XL」は、冷却性能も高く、「Nepton280L」よりもコンパクトにCPUを冷やすことができますので、MMORPGゲーマー  や 写真・動画編集ユーザーは 買いです!
     本格水冷の知識がなくともプラモデル感覚でご自身のPCに水冷システムを組み込むことができますので、自作の初心者から上級者までお勧めできます。
     ラジエータファンの音が気になる場合は、ファンコンを導入したり、マザーボードからラジエータファンの回転数を制御することで静音PCにすることも可能です。

     ⇒ 結論、Cooler Master「Nepton 140XL」は、
         コンパクトにしっかり冷やせる、使い勝手の良い簡易水冷でした!


     20141113-_MG_8417.jpg

    以上の内容をもって、Cooler Master「Nepton 140L」のレビューを完了といたします。
    Cooler Master さん、皆さん、ありがとうございました。

    (※「Nepton280L」の詳しいレビューは、以下の記事ををご確認ください。
     Cooler Master 一体型水冷CPUクーラー「Nepton 280L」レビュー

    おつかれさまでした。
    それでは、またです~。
    ($・・)/~~~

       

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